2020年12月31日木曜日

ドキドキ文芸部と私 5

 このゲームをDLして一通りプレイヤーで出来るのはここまでだろうが
実際『ゲーム攻略をする』にあたってもう一つ俺たちにはやることがあって…
『CGのコンプリート』という『やりこみ』があると思う。
このゲーム自体サヨリ自決前にナツキかユリと休日過ごす分かれ道があり、
サヨリを抱きしめるか去るか?2択もある、ここでもそれぞれにCGがあり
サヨリ自決後は戻れないのでどちらかのCGはもう見れなくなってしまう。
サヨリ自決ユリ自決前にしても、今度はユリとナツキの休日を過ごす分かれ道があり
結局モニカにゲームを破壊されたあとは戻れないのでCGコンプができないゲームとなる。
(結論の仕様上CG登録タイミングはそれぞれのエンディングを
迎えた後だと思われる、未検証だが…)

じゃあCGコンプするにはどうするか?
答えはゲームシステム(CG開放率が含まれるセーブデータ)を
残したままゲーム自体を再度インストールすれば良い。
その結果モニカ抹消後サヨリが文芸部部長になった際、
「私達の色々な所を見るのに、何度も試行錯誤してくれてありがとう」と
1周目でやるような
サヨリを救う為でなく登場人物全員を面倒見ようとしてくれた事に感謝をし
製作者が憑依し、種明かしと感謝の『手紙』をくれ
サヨリからも「これでこのゲームの世界は終わりだけど時々私達に会いに来て」と
再度感謝を言葉を添えて、真のエンディングとなる。

それが『『ドキドキ』文芸部』という『ノベルゲー』である。
これに対し稲葉氏は「とにかく凄いゲームだった」という感想。
製作者手紙でも「ゲームをするにあたってドキドキさせたい」というのが
コンセプトにあり
その仕組を作るのにフラグ管理を徹底化させている。
その為のモブキャラのモニカが担当するというプログラム。
モニカが全てゲームシステムを弄れる権利を得られるわけで
サヨリが自決させるのも自決シーンで音がないと寂しいと思い
プレイヤーのためにピアノ練習をしていたのも
(結局レッスン受け始めたばかりなので、不協和音だらけのループ曲になっているが…)
サヨリ抹消後、詩を作る場のところでサヨリの好感度アップ演出が補うのに
自分の声を吹き込んだり(補わないとゲームがフリーズすると思われる)
初期起動でキャラデータを読み込まれた際にフリーズしないようにタイトル画面変えたり
演出変えたりする(これも完璧ではなく1/64の確率?で画面真っ白のまま音もバグって
タイトルが表示されるだけで進まないフリーズが起こったり)と
ゲームシステム弄り担当としてモニカを採用させたという製作者の意図が読み取れる。

なお一番最初にDLした際、モニカを抹消して起動し文芸部部長をサヨリに任命すると、
「どういうこと!?私こんなの知らない!!」とサヨリが混乱しゲーム強制リセット後。
再度ゲームを開始すると白画面の中自決している…。
これが稲葉氏のを見ていた中で一番のホラーで視覚上一番応えたもの…
めっちゃ怖かった…( ;∀;)
まあこれも理屈はあって、
結局もともと鬱病の人に「貴方は神です、この世界は作られています」
なんて言われたら、混乱するしこんな世界いても仕方ないと
自決の手段も考えてしまうよキャラクターではあるんだけど、
自分が実際立たされたらと視点を変えての行動がよく練られている。
(言うて『壮大に何も始まらない』と演出したかっただけ、ともいうが)

コメントでは付いていたが白自決画面を10分以上表示させたままだと、
また何かあるようでもう俺はこれは怖くて触れていない(稲葉氏含む)。
よく表示させたままに出来るな…とも思っている。
元々がアウトローなやり方なので…モニカとサヨリを抹消させてスタートさせたり、
サヨリを抹消させてからだとどうなるのか?この辺も検証してない。
もう怖くて検証できない、
上の理屈で言うならユリが神になろうとナツキが神になろうと
主人公とは面識はないので、
それこそ物語が成立しなくなりゲームシステム側でも
キャラファイルの補完が入るのかと予想している…。